炭酸次亜水噴霧システム
畜産農家にとって悩みの種である消臭、防疫、暑熱対策の効果を発揮します。
農業
- 畜舎(鶏、豚、牛)、堆肥舎の消臭及び防疫
製品概要・特徴
炭酸次亜水を噴霧する装置です。
炭酸次亜水噴霧システムの特徴
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1.畜舎・堆肥舎の臭いの主成分であるアンモニア・低級脂肪酸を強力消臭→静岡県畜産技術研究所と共同研究中
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2.細菌・ウィルス対策に効果あり→不活性化試験実施済み
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3.夏の暑さ対策、冬の乾燥対策に効果あり→実証実験済み
①畜舎/堆肥舎の臭いを強力消臭
クレームの原因となる畜産特有のニオイを強力消臭
表1:次亜塩素酸水噴霧前と噴霧後の臭い成分の分析結果
(単位:ppm)
| 成分名 | 噴霧開始前 | 噴霧開始5分後 |
|---|---|---|
| プロピオン酸 | 0.0432 | 0.003 |
| ノルマル酪酸 | 0.0036 | 0 |
| イソ吉草酸 | 0.0054 | 0 |
| ノンマル吉草酸 | 0.0082 | 0 |
| アンモニア | 70 | 検出限界以下 |
| 臭気強度 | 5 | 0 |
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※臭気強度は6段階臭気強度表示法を適用。
(0:無臭、3:らくに感知できる、5:強烈なにおい)
噴霧開始5分後には消臭可能!
⇒近隣地域の生活環境改善に寄与します。
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※噴霧条件により効果に差があります。
図1:ガスクロマトグラフィー(FID)による分析結果
噴霧例
②細菌/ウイルス対策にも効果あり
感染症の原因となる様々な細菌やウイルスを素早く分解し不活性化
表2:IBRウイルス試験結果(TCID50/mL)
| 区 | 試験開始時 | 10秒後 | 1分後 |
|---|---|---|---|
| 対照区 | 109.5 | 109.5 (32000000000) |
108.7 (500000000) |
| 試験区 | 101.5 (<32) |
101.5 (<32) |
表3:PEDウイルス試験結果(TCID50/mL)
| 区 | 試験開始時 | 10秒後 | 1分後 |
|---|---|---|---|
| 対照区 | 104.5 | 104.5 (32000) |
104.3 (20000) |
| 試験区 | 101.5 (<32) |
101.5 (<32) |
外部検査機関にて、届出感染症に指定されている以下のウイルスについて不活性化試験を実施
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牛伝染性鼻気管支炎ウイルス(IBR)
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豚流行性下痢(コロナウイルス)(PED)
ウイルスの99.9%を不活性化!
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※噴霧条件により効果に差があります。
※各種病気の発症抑制効果が期待できる
⇒発症抑制により生産効率の上昇が図れる。
⇒受診回数の減少によりコスト削減が図れる。
③夏場の暑さ対策/冬場の乾燥対策に効果あり
空間噴霧することにより、夏場は畜舎内の冷却を行い、冬場は湿度を保持し乾燥を防ぐ。
冷却効果
豚飼育に最適な27~28℃の維持が可能。
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31⇒27℃(-4℃)の温度低下の実績あり。
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※暑熱ストレス軽減により、栄養/給水不足
および繁殖障害の軽減に効果あり。
湿度保持
冬場の乾燥時期にウイルス飛散量を抑制する湿度40%以上の保持が可能
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畜舎内湿度50~60%保持の実績あり。
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※冬場は畜舎内湿度を保持することにより、肺炎等の抑制に効果あり。
⇒受診率が50%削減できた事例有り
用途
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畜舎、堆肥舎の消臭
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夏場の暑さ対策、冬場の乾燥対策(ウィルス飛散防止)
仕様
装置仕様(60Hz仕様)
| 200m2用 | 400m2用 | |
|---|---|---|
| 装置寸法 | W700 x D600 x H1,200mm | |
| 装置重量 | 約100kg | |
| ポンプ吐出圧力 | 6.9MPa | |
| ポンプ出力 | 0.75kw | |
| 噴霧総量 | 0.95~1.9L/min | 1.9~3.8L/min |
| ノズル個数 | 15~31個 | 31~62個 |
| 電源電圧 | 単相200V/10A | 単相200V/15A |
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※上記仕様は参考値となります。
噴霧量やノズル個数などの仕様は、臭気濃度/畜舎の構造など条件によって異なります。
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※畜舎の構造等により設備の仕様は変わります。
納入実績、納入事例
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畜舎
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堆肥舎
アフターサービス
各営業所のサービスマン、産業機材事業部、開発部が対応します。
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