食品急速凍結装置 FREEZER
液化窒素(液化炭酸ガス)での急速凍結によって、お客様へ鮮度の高い食品を提供します。
食品
- 魚介類
- 精肉
- 果物
- お節料理などの凍結
製品概要・特徴
断熱された凍結室の中で、-195.8℃(-78.5℃)で気化する液体窒素(液化炭酸ガス)を直接食品にスプレーすることにより食品を急速に凍結する装置です。
ガスを使用しない機械式凍結機は、液体窒素(液化炭酸ガス)よりはるかに温度の高い冷媒を用いています。また、空気やブラインなどを媒体とした間接冷却方式ですので、冷却速度の点で著しい差があります。
当社の凍結装置は約0℃~-5℃までの最氷結晶生成帯を急速に通過するため、食品中の水分が微細な氷結晶となり、凍結食品の組織破壊を起こしません。そのため、解凍した時でも味、色、風味など高品質のまま保つことができます。ドリップの流出を防ぐことができますので、フードロス削減に寄与できます。
ラインナップとしましては、ボックス型とトンネル型の2機種がございます。
ボックス型は、コンパクトな構造になっており、従来の機械式のものと比べて、設備費がかからず移設も容易です。季節商品のピーク処理、既設工場の能力アップ、新製品の開発等に最適です。
トンネル型は、食品をベルトコンベア上に置いて凍結する凍結装置です。凍結室に入った際に予冷ゾーンで冷窒素ガス(炭酸ガス)によって十分に予冷され、続いて凍結ゾーンで液体窒素(液化炭酸ガス)のスプレーの細かい液滴に曝され、急速凍結されます。その後、フリーザーを出るまでに平衡ゾーンを通り、食品の表面温度と中心温度が均一になります。
用途
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水分含有量が多く(75%以上)解凍した後、ドリップが多く復元力のない食品
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熱処理によって風味が損われるため、湯通し後、凍結できない食品
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澱粉質の食品
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香りを特に大切にする食品
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バラ凍結するあらゆる食品
仕様
BOX FREEZERの仕様
| 主な仕様 | BF-350 | BF-1000 |
|---|---|---|
| 外寸(W×D×H cm) | 142×98×144 | 169×129×195 |
| 庫内寸法(W×D×H cm) | 68×70×95 | 95×100×146 |
| トレイ寸法(W×D×H cm) | 60×60 | 80×80 |
| トレイ段数 | 10 | 13 |
| トレイピッチ寸法(cm) | 7.5 | 9.5 |
| 冷却方式温度 | 液化窒素仕様(常温~-100℃)・液化炭酸仕様(常温~-70℃) | |
| 容量(kg) | 250 | 350 |
| 電源 | AC200V 50/60Hz 3相 | |
| 電気容量(kW) | 0.75 | 2.25 |
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※その他のサイズもご相談に応じ制作いたします
TUNNEL FREEZERの仕様
| 主な仕様 | TF-2000 |
|---|---|
| 凍結能力(kg/hr) | 100~270 |
| 全長(m) | 7.33 |
| 最大幅(m) | 0.96 |
| 最大高(m) | 1.75 |
| ベルト幅(m) | 0.61 |
| 調整高さ(最大・mm) | 114 |
| 駆動モーター(kW) | 0.75 |
| 循環ファン(kW) | 0.45×5 |
| 排気ブロア(kW) | 0.75 |
| 電源 | AC200V 50/60Hz 3相 |
| 計装 | 液体窒素(液化炭酸ガス)流量の自動調整、ベルト速度調整、 カレントリミット、緊急停止ボタン 巴型 |
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※その他のサイズもご相談に応じ制作いたします
納入実績
食品会社(水産加工工場、食肉加工工場、麺類製造工場等)
納入事例
- 水分含有量が多く(75%以上)解凍した後、ドリップが多く復元力のない食品。
- 【例】いちご、みかん、マンゴー、マグロ、蟹肉、たら肉など。
- 熱処理によって風味が損われるため、湯通し後、凍結できない食品。
- 【例】マッシュルーム、松茸、椎茸など。
- 澱粉質の食品。
- 【例】かまぼこ、寿司、パン類、ケーキ類、和・洋菓子、麺類など。
- 香りを特に大切にする食品。
- 【例】スパゲッティ・ミートソース、ピザパイ、カレーなど。
- バラ凍結するあらゆる食品。
- 【例】海老、蟹、かき、ステーキ、チキン、ミートパティー、コロッケ、ハンバーグ、ギョウザ、シューマイ、春巻、グリーンアスパラガス、枝豆、アイスクリームなど。
デモテスト
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弊社工場(神奈川県川崎市)でサンプルテストが可能です。
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BOX、TUNNEL共に揃っています。是非ご来場ください。
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お客様現地でのデモテストも実施いたします(要事前訪問、お打合せ)
アフターサービス
各営業所のサービスマンが対応します。
製品カタログ
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