職種紹介生産

液化炭酸ガスやドライアイスを製造することで、暮らしや社会の活動を支えます。

日頃から現場内でのコミュニケーションを大切にし、トラブルが起きた際にはチームで協力して乗り越えます。
安定した供給を通じて、社会インフラや産業活動を支える使命と責任を担います。

生産部の主な業務内容

自部署の役割

生産部では、他産業から排出されるCO₂を回収し、価値ある形へと精製する役割を担っています。例えば、廃プラスチック由来によるアンモニア製造や、石油精製の過程で発生したCO₂を回収し、製品として利用できる液化炭酸ガスへと転換しています。こうして生産された液化炭酸ガスは食品業界(炭酸飲料)、製造業(溶接・加工)、化学・農業用途(光合成促進)といった幅広い分野へ安定的に供給され、経済活動を支える基盤となっています。
また、本来、大気中に排出されるはずのCO₂を資源として再利用することは、CO₂排出削減や脱炭素社会への貢献にも通じており、持続可能な社会の構築に向けた重要な役割を担っています。

主な業務内容①

液化二酸化炭素の製造

液化二酸化炭素の製造工程は次のような流れで進みます。
原料ガス受入 → 圧縮 → 第一精製 → 液化 → 第二精製 → 貯蔵 → 出荷

これらの工程は、プラント内で自動的に行われますが、液化炭酸ガスは「高圧ガス」であるため、非常に高い安全管理が求められます。そのため、生産部では中央制御室において制御システムを用いて、圧力・温度・流量などを常時監視しています。
また、プラント全体が安全かつ安定的に稼働しているかを確認するため、定期的に巡回点検を実施しています。万が一、設備に故障や不具合が見られた場合には迅速に一次対応を行い、必要に応じて関係部署と連携することで、安全で安定した操業を支えています。

主な業務内容②

ドライアイスの製造

高圧の液化炭酸ガスは大気圧に戻すことで、まず「スノードライアイス」と呼ばれる雪状の状態になります。次に、プレス機で押し固めることで、私たちが日常で目にするドライアイスとして完成します。
当社工場では、最大100㎏の大きな角形ブロックや、チョークのような形状のペレットタイプなど、お客様の用途に合わせてさまざまな形状のドライアイスを製造しています。ドライアイスは-80℃の超低温であり長期保存が出来ないため、在庫を多く持つことが出来ません。ドライアイスの製造は装置が自動で行いますが、生産を止めないよう日々の設備管理にも努めています。

Daily Schedule 1日のスケジュール

  1. 09:00 朝会

    • ラジオ体操
    • 工事業者各社から工事内容説明
  2. 10:00~12:00
    資料作成

    • 液化二酸化炭素、ドライアイス製造設備運転状況確認、各データ入力
  3. 12:00 昼食

    • センター塔5F会議室
  4. 13:00
    パトロール

    • 液化二酸化炭素、ドライアイス製造設備稼働状況確認
  5. 14:00~16:00
    会議

    • 品質・食品安全等各規格打ち合わせ
    • 各会議出席
  6. 16:00
    資料作成

    • 品質・食品安全各規格文章作成
  7. 17:00
    メール対応

    • メール対応
  8. 17:45 退勤

生産管理グループの主な業務内容

自部署の役割

生産管理グループでは、液化炭酸ガスやドライアイスの生産計画立案や製造原価の算出を行っています。液化炭酸ガスは炭酸飲料の原料、ドライアイスはアイスや冷凍食品等の保冷材などとして幅広く活用され、私たちの暮らしに欠かせない存在です。
これらの原料はCO2であり「環境に悪いもの」という印象を持たれることもありますが、当社をはじめ国内で生産される液化炭酸ガスやドライアイスは、化学製品や石油精製の過程で発生する副生ガスを有効活用しています。特に川崎工場では、一般家庭などから排出される廃プラスチックを出発原料としてCO2を回収し資源循環にも貢献しています。
こうした環境配慮型の取り組みを背景に、安定的かつ効率的に需要へ応える生産体制を構築することが、生産管理グループの重要な役割となります。

主な業務内容①

液化炭酸ガス・ドライアイスの生産計画立案

当社川崎工場の液化炭酸ガス・ドライアイス生産量は、国内最大規模を誇ります。液化炭酸ガスは6つのプラント、ドライアイスは14台の製造機から生産されており、生産管理グループはそれぞれの設備の特性を考慮しながら、需要に応じた最適な生産計画を立案しています。
国内最大の生産拠点における計画立案は、もし誤れば市場全体に大きな影響を及ぼしかねない極めて重要な業務です。その分プレッシャーも大きいですが、社会に貢献している実感を強く得られる非常にやりがいのある仕事です。
また、ドライアイスは製造後すぐに気化が始まるため在庫を貯めておくことができません。こうした特性からも、タイミングを見極めた綿密でシビアな計画立案が求められる点も大きな特徴です。

主な業務内容②

液化炭酸ガス・ドライアイスの原価管理および生産効率化

自社工場で生産される液化炭酸ガスおよびドライアイスについて、原価管理を徹底し、売上・原価・利益を正確に把握することは経営において重要な役割となります。生産管理グループは、生産量の把握や月次経費の計算を行い、原価を適正に算出するとともに生産効率化(原価低減)にも取り組んでいます。
例えば、液化炭酸ガスは、その時の状況に応じて効率的なプラント稼働計画を立案します。ドライアイスは、14台のプレス機の中から必要生産量に応じて最適な台数を稼働させるなど、需要と効率のバランスを考慮した生産体制を築いています。
さらに、ドライアイスの包装材の工夫や、修繕計画の実施時期の検討など、他部署と連携しながら推進します。こうした取り組みによって、安定した供給体制と工場全体の効率向上を牽引しています。

Daily Schedule 1日のスケジュール

  1. 09:00 出勤

    • 出勤後ラジオ体操
    • メールチェック
  2. 10:00
    生産計画

    • 昨日の生産実績確認
    • 本日の生産量計算
  3. 11:00
    打合せ

    • 原料ガス側の生産状況など打合せ
  4. 12:00 昼食

    • 席で昼食
  5. 13:00
    グループミーティング

    • 生産管理グループ内のミーティング
  6. 14:00
    原価処理

    • システムに原価情報入力
  7. 15:00
    月次資料作成

    • 月単位の生産量報告書作成
  8. 16:00~17:45
    生産計画

    • 明日の生産計画を立案
    • プラント状況確認
  9. 17:45 退勤

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